毎回、軽井沢セミナーは、旧軽に位置します軽井沢ユニオンチャーチで行っておりましたが、一昨年から、新型コロナウィルスの影響により、リモート(Zoom)による講演を企画させて頂きました。
今回のセミナーでは、清泉女子大学地球市民学科教授の山本達也先生を講師としてお招きしています。ロンドン、パリ、ニューヨーク、東京といった大都市が20世紀的の社会を牽引する中心都市だったとするならば、21世紀に中心的な役割を果たすのは、周囲の自然環境に恵まれた中小都市だと山本先生は考えます。ポイントは、都市のサイズ(規模感)と周辺の自然とのバランスで、「地方の時代」の本格的なはじまりだと言えます。只、日本の地方は、未来的な可能性を多数秘めているとはいえ、いまのところは「可能性」で止まってしまっている場所が多くあり、地域の強みを再発見し、学び、磨き、つなぎ直していくような挑戦が必要と言われています。
そのための手段として、「デジタル地域通貨」が注目されており、デジタルの力を使うとさまざまな「お金の常識」を意図的に崩すことができるとのこと。お金は、誰かから与えられるものだけではなく、自分たちが使うお金は、自分たちでデザインすることもできるとのこと。
今回のセミナーでは、山本先生がコミュニティ・マネージャーとして始めた信州まつもとエリアのデジタル地域通貨AC pay(アルプスシティ・ペイ:ALPSCITY pay)の事例を中心に、お金をデザインすることで、どんな地方の未来を切り拓こうとしているのか、デジタル地域通貨の最前線のお話をお伺いします。当日はバンコクからの中継を予定しています。多くの方々のご参加をお待ちしています。
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